次世代ファミリーコーチング(以後、次世代)のトレーナー/ソーシャルリーダーをされています清水祐子さんにお話を伺いました。祐子さんは次世代の考え方をもっと多くの方に知って欲しいという強い気持ちからソーシャルメディアを駆使し、多方向での繋がりや巻き込み力を活用しメンバーを先導されています。そこには押し付けではなく全体を見渡す公平さと、穏やかな光で包んでくれるそんな温かさをもった女性です。
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Kleuren:次世代ファミリーコーチングに出会ったきっかけを教えて下さい。
祐子さん: きっかけは2018年のずっと気になっていた方のお茶会でした。
直接はお会いしたことがなかったのですが、その方の書かれる文章がとても好きでブログなどのアプトプットを読んでいました。
学校・子ども・会社の関係など、今までの友人以外の方、つまりネットを通じて知り合った方のイベントは参加したことがなかったんです。
でも、お茶会イベントを見た時にピンときて。「ちょっと行ってみようかな。とても素敵な方だし!」って。
私、実は警戒心も強いんですが、あの時は「行った方がいい。行っても大丈夫。」って言う思いが強くてワクワクドキドキしながら一目散に、しかも一番に申し込みました(笑)
Kleuren:イベント参加されていかがでしたか?
祐子さん:場所は、渋谷だったかな。
その時は、次世代がどんなものなのかは知らなくて申し込んでいるのですが、素敵なお話と美味しい食事で大満足でしたね。
イベントを開催された方はいつも読んでいる文章がパワフルで「こういう方かな?」などいろいろと想像していたのですが私の想像よりも小さくて華奢でびっくりしました。
でもその会の最中とても丁寧で優しくてすべての言語が綺麗!急に話を振られても綺麗な言語で対応されていて。透明感があり、随所に気遣いもあって一点の曇りもないって感じでした。
内容は、今も開催中の次世代のワークショップ+彼女の個人的なエッセンスが散りばめられていました。
その時、まだ我が子は幼かったけど聞いていて参考になるな~って思いました。この時のお茶会がすごくいいお時間で、2時間くらいのイベントでこんなに満足感があるなら1日の講座ってどんなものだろうって気になってしまいました。
Kleuren:その時印象に残っていることはありますか?
祐子さん:今、次世代のワークショップでもお伝えしている3stepと愛情のたる、後はそこに記載されていたファウンダー村田美穂さんの名前(チームイノベーション代表)が印象に残っています。
講座のエッセンスを聞いただけでも私に刺さるものがありました。

Kleuren:その時の家族の状況はどうでしたか?
祐子さん:今と変わらず夫・子ども二人(この時は、幼稚園・未就園児)の4人家族。
思い返すとこの頃は、毎日本当に忙しくて大変で。
これ以外でも思い出すことは育休中が大変、待機児童が一番ニュースになっていた頃で保育園に入れなかったのも大変でした。
認可外の保育園に子どもを預けて毎日遅くまで働いて送り迎えもしていて・・・。ライフワークバランスが崩れていた思います。とにかくあの頃は“大変”がいっぱいある毎日でした。
Kleuren:次世代ファミリーコーチングの一般講座を受けた後の変化を教えてください。
祐子さん:それまで、いつも家族や子育てに関する新しい情報をいろいろと探していました。家族とはずっと良い関係でいたいと思っていましたので。
でも何を学んでも、何か自分と違う感じで、これというのがなかったんですよね。
ところが、次世代の講座を受けて私は史上最高にスッキリしました!
「私は立ち止まる時間が欲しかったんだ。私自身が立ち止まって自分を見つめたかったんだなぁ」って。受講して、自分が求めていたものに、初めて気が付くという不思議な現象でした。
講座を受けて、内省することで自分の中にあるものが整理されていきました。
いろいろな話を聞いて勉強するのも良いと思いますが、家族というのは多種多様でなかなか自分にぴったり合うものは見つかりません。
講座を受けて初めて、インプットじゃなくてアウトプットとしてすでに自分の中にあるものを正義とする時間とプロセスが私には必要だということがわかりました。“何かふわふわしているもの”を受講する事で落ち着かせたそんな感じです。
コーチングで過去から未来から自分のことを整理してもらって価値観をバッチリ自分の中から引き出していただいたことで自分の軸足が決まった感覚がありました。
家族の状態はもともと悪くはなかったのですが、さらに良くなってきていますね。
私がいつも3stepを意識しているので(子どもたちに聞いているわけじゃないですが)愛情のたるも満たされている感じだし、健やかに成長をしていると思います。

Kleuren:兄弟げんかなどのトラブルがあった時に心がけていることはありますか?
祐子さん:兄弟げんかは毎日していますよ(笑)けんかの仲裁は基本的には入らないです。
でも、息子たちは、それぞれに報告はしてくれるので、聴くということだけはしています。何かトラブルがあってもその原因は愛情のたるがうまっていないことなんじゃないかって言う考えが今は出てきます。
なので、そういう時は「じゃあ休もうか」や「2人でお散歩しようか」「2人で出かけようか」って言う提案をして表面的な解決よりも本質的な解決をしていくことを大事にしています。
だからなのか、2人とも自己肯定感は高いですよ!習い事の学習タブレットで、終わったらその事をお母さんにメールで報告できる機能があるんですがその内容は「俺はまた頭が良くなってしまった!」とか「毎日取り組んで俺すごい!」とうメールが毎日くるくらい(笑)
Kleuren:特に自己決定(自分でどうしたいのか決める事)を意識している時はいつですか?
祐子さん:“親がやらせていないかな”っということは常に意識しています。
私(ママ)が喜ぶからやっていないかな?とか、ママの笑顔が見たいからなどの理由でやっていることはやめてもらっていいって思っていて。
誰の目を気にすることなく本人が心の底から楽しいことをやって欲しいと思います。「本当はどうしたい?」というのが彼らからズレていないか見るようにしています。
祐子さんありがとうございました。
ポンポンっと弾んだり、コロコロと転がるような祐子さんの笑い声や言葉は聞いている私までもポジティブにしてくれる心が弾むお時間でした。
後編は6月30日になります。