前回に引き続き蓮の花びらを使ったアクセサリーブランドを立ち上げた女性起業家の鶴房桂花さんにお話を伺いました。前編はこちら。
※詳しいプロフフィールは記事の最後に記載させていただいています。

Kleuren:自分へのご褒美はありますか?あったらそれは何ですか?
桂花さん:「気づいてないけど、きっとある!」って
色々と考えたのですが・・・・。
テンションがあがるものは玄関にお花をかざること。
お花がある玄関を通るたびにテンションがあがるんですよ♪
どんな時でも飾るという事はなくて例えば気持ちが落ちている時や、自分の持っているものが見えなくなるタイミングになるとお花を買えない時もあります。
お花を買うって言うこと自体がご褒美なんだと思います。

Kleuren:仕事や生活の中で大切にしていることなどあれば教えて下さい
桂花さん:トータルのバランスでしょうか。
仕事がなくなっても、夫・子どもとの時間が
なくなっても不安になる。
だからこそ、バランスが大事なのだと思っています。
仕事が全てになってしまったら後悔してしまいそうで。
子どもが成長していくと寂しい気持ちもやっぱりあって、子どもとの時間を大切にしたいなって本当に感じるので、今しかない時間だからこそ、バランスを大切にしています。
Kleuren:子どものころの夢はなにでしたか?
桂花さん:幼稚園の時は保育士さんで、小学生の時は美術系に進みたい。美大に行きたいと思っていました。
だからネイリストになるとは思っても見なかったんです。

Kleuren:蓮の花との出会いと今回立ち上げたアクセサリーブランドへの思いを教えて下さい
桂花さん:正直に言うと蓮はもちろん好きだけど、
お花は何でも好きなんです。
余談ですが、私の名前もお花の“キンモクセイ”を
意味しているんですよ。
例えば「ヨガ教室のロゴ」や「自分の子どもに“蓮”の名をつける」など
きっと私以上に蓮の花が好きな方、思い入れが強い方っている!と言う考えが出てきたんです。
そんな“蓮”に思い入れがある方々に届けるために!
『自分のものであって自分のものじゃない』ように思い、育てていきたいんです。
ネイルは小さな爪に私の世界観を表現するようにしていますが、こちらは蓮のパワーを求めている方のために私の技術を使えたらいいなって思っています。
私は、大学の専攻が“地域(社会)福祉”で卒業後は企業に進んだものの組織が自分には合わなくて退職をしたんです。
どうしようかなって考えていた時に教員免許を自分のミスで取り損ねた事が心残りだったと思いだしました。
ちなみにですが、いろいろとドジなところがあって、大学の合格発表も見間違えて合格していたのに不合格だと思い込んだり(笑)。
合格通知が届いて初めて合格に気づきました。そんなことがよくあるんですよ。
それで、半年間、教員免許の資格を取りに戻ることにしました。その間、他に何かできることあるかなって考えていた時に気になったのがネイルでした。
それからスクールに行き始めて、ネイルの道へに進みました。
作品を作ることに達成感もあるし、お客さんも話すのも楽しい。
それで気づいたら10年くらい。

今回の蓮の事業はNPOに協力いただいています。
そこで、大学で専攻していた地域福祉とネイルで培ってきた美的感覚(しかもネイルと同じで樹脂を使っている!)の両方が関わっていると思ったら、そこに点と点が繋がった気がしたんです。
遠回りしているようで、
そうじゃなかったんだとふと感じました。
もちろん、やりたいけど、自分のものじゃないような感覚があるので不安になることもあります。
でも、今回は頼れると事は誰かに頼る。
そしていろいろな事をやっていきたい!
そうやって自分のものじゃないものとして育てていけたらなぁって。
きっと、『自分のものだけにしない。みんなで作っていきたい』
と言う感覚だと思います。
関わっていただいているNPOにはいろいろな団体があるので、いつの日か簡単なアイテムであれば技術指導はさせていただきますが、他の方に製作をやってもらっても良いと考えています。
アイテム開発したり、製作をすることで誰かの仕事が一つでも増えていくのならそこにやりがいも感じます。
“私のものであって私のものでない”とするなら、“蓮”を通じて繋がりが増えていけば点と点が遠回りしながらも繋がっているそんな気がします。

桂花さんありがとうございました。
今回のお話を聞いていて私が見た桂花さんは
まっすぐで、思いが身体から漏れ出ている、そして何よりも花がある方!
でも、時にはいろいろな事を考えだして、内省の沼にハマっていく時もあってハマっている時は恐らく頭の中はごちゃごちゃであっても、そーっと静かに沼から抜け出していく方。自分の力で突き進む人。
そんな印象をもちました。
本当にお花が好きで、桂花さんのお名前にもお花がついていて彼女そのものお花であるかのように、そしてその花からはパワフルでエネルギーを感じるとっても素敵な女性でした。私も桂花さんのアクセサリーを1つ持っていますがつけると自分の内から華やかさが出てくる気分になります。点と点を繋ぎながら、いろいろな方と繋がりそしてまた花のようにまたどんどんと広がっていく。そんなこれからの彼女の活躍がとても楽しみです。
今回お話を伺った鶴房桂花さんのプロフィールと蓮のアクセサリーブランドについてご紹介
鶴房 桂花さん:
☆HAL NAIL主宰 繊細なラインでアートなネイルを生み出します。
☆HAL+:本物の蓮の花びらを使った世界でただ1つのアクセサリーブランドを立ち上げ、2020年12月より販売開始。
※女性らしくエレガントな蓮のアクセサリー、HAL+のURLはこちらです。
☆2021年より草津市のふるさと納税品として登録予定
☆滋賀県水生植物公園みずの森にて販売決定
☆2人のお子さんのママでもある
☆新しい5000円札の津田梅子の末裔