昨年、giverやtekerと言う言葉をよく聞くようになった時に思い出したことがあったな。
そして、そのことはこのくらいの時期になると毎年なぜか思い出すことでもある。
もう10年も前の事・・・。
全くの未知の土地での生活を寒すぎる冬から始まったのがそもそも問題で。
なぜなら、雪は毎日降るし、すぐ凍るし、-16度なんて時もあった。
母が最初の1か月(2か月だったかな)一緒に来てくれていたので、話す相手もいるし、
息子も遊び相手が私だけではないのでおそらく出だしは順調でした。
そんな時に携帯に連絡が!
近くに住む日本の方のお子さんが熱を出してしまったしくて「薬持っていませんか?」と。
薬もあったのと、経口なんとか水も何本か持ってきていたのでそれを渡しに寒さの中、
3人で向かいました。
話はこれだけのこと。
そうなんです。それだけのことなのです。
私は、誰かに頼られたことがなんか嬉しくてそしてこの寒さの中での
発熱は辛いだろうから早く良くなってほしいなそれだけでした。
しかし、私の中に住んでいる”自我”さんがチクチクチクチク私に話しかけます。
薬を渡してから1週間・2週間...1か月。
なんの音沙汰もない。
「自分で聞けばいいのに。」今ならそうすると思う。
でも、私の自我さんはブラック自我に変身してしまったんです。
「なんで、何も言ってきてくれないんだろう。
よくなったかどうかせめて連絡してほしいのに。
日本から持ってきたものをお渡ししているのに」
あーめんどくさいやつです。
さっきも書いたけど、だったら自分から連絡して聞けばいいだけの話です。
でもあの時、なぜか聞けなかった。
自分だけが良い事をした気持ちになっていたのか。
見返りを求めていただけなのか。
どちらにしても沼にハマって出てこれないパターンの思考回路。

あれから何年もたって、ふと気づいたことがありました。
私は何かを与えることにまるで慣れていない。
特別すぎるから、自分ではすごい事をした気持ちになってしまう。
それゆえ、感謝してほしいというおこがましい感情が見え隠れ。
でも、彼女はgiveすることを日常的に行っているのでもちろん感謝の気持ちはあるけど、
かしこまっていうほどのことでもなくなっている。
※これに関しては最近思うのだが、旦那さん同士でそのような会話があったが
我が家の夫は私に伝え忘れたのでは(あり得る・・・。)
誰かが喜ぶことを惜しみもなく、自然にできる人っていうのはそういうことなんだ!
と最近思うのです。
私はまだまだ未熟者で、giveする時は体に力が入ってしまうし、
takeの時は魂抜け落ちているのかその場ではぜんぜん気づけず。
現時点ではtaker気質が強いような気がしますが、
私はナチュラルgiverになりたいんだなっていうことだけはよく分かりました。
giverになりたいtakerの道はまだまだ先が長そうです。
だいたいです。もともとgiver気質の方ってそこもともとだから頑張ってやっているわけではないのが何よりの強み。

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