今回お話を聞かせていただいたのは、ainahi(あいなひ)代表の滋賀県在住、白川綾華さんです。
起業家の頭の中でバラバラに散らばった思いや言葉を、誰よりも分かりやすく整理して、その方に合ったやり方を提案してくれるブランドプロデュースという事業を主にされています。カラーコーディネーターとしての一面も持つ綾華さんは届けたい方にどう届けるか、どう見せるのかを考えながらもクライアントさんに優しく寄り添ってくれるとても頼りになる女性です。

綾華さんのプロフフィール
Kleuren:ご自身の好きな(または役にたっている)強みを教えて下さい。それはどんな場面で発動しますか?※自分の好きな性格とかでも
綾華さん:私は、思い立ったらすぐ行動するタイプ。「面白そう」「楽しそう」「ちょっと覗いてみたい!」そんな風に感じた時にとりあえずやってみる性格なんですよね。
新しいモノってどんどん出てくるじゃないですか。最近だと、stand.fmやclubhouseがそうですね。
発信ひとつを取っても、”どういう方に何を届けるのか”がクライアントによって違うので提案する内容が変わってくるんですよね。あとは得意不得意もありますし。
facebookやstand.fm、公式LINEなどの発信ツールは目的によって使い方が変わるので、まずは自分が知っておかないといけないなと思っています。
新しいものに飛び込むってドキドキするじゃないですか。
でも、それ以上に”やっぱりやってみよう“のワクワクが勝つので、そこが強みだと思います。
好奇心が勝つんですよね。
Kleuren:自分で仕事をしていて困ったことや悩んだことはありますか?1つ教えて下さい。
綾華さん:8年前にカラーコーディネーターとして起業したのですが、その頃は身近に頼れる人がいなかったですね。同じような仕事をしている人がいなかったので、自分で全部解決していかないといけないのが一番大変だったかな。
起業して決めていたことがあって、「いただいたお仕事は全部受ける!」ということ。
靴屋さんでのカラー診断イベントや、商品パッケージのカラー提案、ビルの外壁のカラーコーディネートなど本当に様々な仕事をさせていただきました。
ビルの外壁は面積が広いので景観にも配慮が必要な仕事。20代の頃、リフォームアドバイザーをしていたので工程などは分かっていたものの、完成して仕上がりを見るまでは、ずっと緊張の糸を緩められなかったですね。

Kleuren:なぜ全てのお仕事を受けようと思ったのですか?出来ないと思うことはなかったですか?
綾華さん:経験値を上げたかったし自分に何ができるのかを知りたかったんです。初めてのお仕事は不安ももちろんあったけど、クライアントが「白川さんに頼みたい」と思ってくれたその気持ちに応えたいとも思っていました。
カラーコーディネーターとして起業したけど色は幅が広いので、「私はどこを専門にしていこうか」とずっと考えていました。色々な仕事をさせてもらえたことで、どの分野を突き詰めていくのかが見えてきましたね。
Kleuren:困った時に何をしたから(何があったから)乗り越えられましたか?
綾華さん:クライアントの反応は大きかったと思いますね。
私が提案した色に変えたことで「周りの反応が良くなった」とか「家族が褒めてくれた」とか喜びの声をいただくと、お役に立てたんだなって。そういう経験は、また次も頑張ろう!という活力になります。
あとは、専門分野だけでなくてマーケティングやライティングに投資して学んだというのも大きいです。どこかのタイミングで色の知識を深めるだけだとビジネスとしては続かないと感じだして。
身近ではそういったことを教えてくれる方を見つけることが出来なかった。でもオンラインがどんどん広まってきて、オンラインで学べる場を見つけることができたんです。仲間との出会いもあって、今でも交流が続いているのが嬉しいですね。
勉強、大事!
何をするにも基礎やコツを学んだうえで実行していくと、無駄がなくグイーンと行きたい方へ進めるなと感じています。
Kleuren:自信を実感すると言うのはどんな時ですか?
綾華さん:クライアントの変化と、かけていただく言葉で実感することが多いですね。
カラーセミナーやカラー診断をメインでやっていた頃は、1度しかお会いしない方が多かったのでどれぐらいお役に立てたのかが分からなくて残念に思っていました。
でも、今は継続的に起業家さんのサポートをさせてもらっているので、クライアントの変化を近くで見ていられるようになりました。
サポート前後の売上やWEBの反応など数値で結果が分かりますし、「やりたかったことを形にできた」「白川さんがいてくれたから今の私がいる」と嬉しい言葉もかけていただくので、そういう時にお役に立てているんだなと実感できますね。

Kleuren:一歩踏み出す時に大きな力をくれるものがあれば教えて下さい。
綾華さん:大きな力になるのは“クライアントの役に立つかも”という思いと、自分の“ワクワクする気持ち”です!
stand.fmも存在は知ってはいたのですが、私自身がまだ使ったことがない時にクライアントが使われていたんです。
サポートさせてもらうにあたって知っていないと困るなと。
「じゃあ私もやってみて、どういう場面に活用できるのかリサーチしてみよう」と思って使い始めたんです。自分がやってみないと説明することもできないので、どんなことでも提案する前に自分で試しています。
例えば、オンラインセミナーに参加するときも、セミナーの仕組みはどうなっているのか、マイクや照明は何を使っているのか?そういう主催者側の目線も興味を持って見ていますね。 オンラインセミナーをやっている方が発信しているブログなどから情報を集めたりもします。
自分でもオンラインセミナーを開催して、どういう方法なら参加者に喜んでもらえるのかを試したりします。実際にやってみないと分からないことが多いですからね。
その上で良いと思ったことを、クライアントに落とし込んでいきます。“まずはやってみる”という強みがこういうところで活きていますね。
Kleuren:自分へのご褒美はありますか? あったらそれは何ですか?
綾華さん:そう言われると、ご褒美制は最近ないですね。
20代の時は頑張った自分へのご褒美とかありましたが、起業してからは仕事が楽しいし、やりたいことをやりたいタイミングで出来ているので。
幸せなことですよね。
食べたいモノも、食べたいときに食べているし。これは少し我慢しないといけない。笑
コロナが落ち着いて自由に動けるようになったら旅行に行きたいですね。沖縄に行きたい!娘と飛行機に乗って旅行に行きたくて。いつもと違う経験や、いつもと違う景色を見て色んな色彩を感じるのが好きなんです。
好奇心やとりあえずやってみるという前へ前へ進んでいく綾華さんのパワーももらえるようなお時間でした。
【後編は】は4月25日(日)7:30頃の配信になります。お楽しみに。